SCRAP & BUILD

すべてのボクのようなロクデナシのために

乾けない世代と働くことになるから「モチベーション革命」を読んでみた

 

何かはじめる時は、周りに何を言われても一向に冷めないが、少しカタチが出来て、続けるなかで急速になくなるMYモチベーション。

「思いついた♪ワクワク!やるぞ〜!!」って気持ちと、「何とかここまで来た。まだまだ足りない!もっともっと〜!!」って気持ちでは、まいど前者が勝ってしまう。

たちが悪いのは、自分の中でもまだ踏ん張るべきと思っているなか、新しいワクワクが来た時。もう気持ちはワクワクまっしぐらで、それまでやってきたこととかサクッと放り出してきた。

結果、社会的にはたいした結果でもなく、経済的に苦しい日々。

この「いかにモチベーションのムラを無くすか?」問題と向き合い20数年。瞑想して自分と対話とか、ゴールの再設定とかあるんだろうが、ここまで来たら、「このムラがある自分のまま生きていくにはどうするか?」に問題を切り替えていた。

 

そんな自分なので、一緒に働く仲間のモチベーションとなると、もうお手上げ。そもそもモチベーションが高いやつとだけやりたい。

「条件だけ見たら良くないけど、やりがいあって楽しいよ。」なんて感じでも加わった気のいい仲間が、違う方向に行くと告げられた時に、かけれる言葉は「こっからもっと面白くするわ」ぐらい。で、実践するのみ。

正論なんて言うのも言われるのもゴメン。
来るもの拒まず、去るもの追わず。

仕事でも恋愛でもそんな感じのスタンスだったけど、「分かりあったパートナーと頂を目指す!」っていうドラマにも憧れる自分がいる。

 

そんな中、新たに沖縄でやりたいことが出来た。これは仲間と一緒じゃなきゃ出来ない。他人と一緒にやっていくには、その人のこと知らないと。まず自分のことをちゃんと伝えないと。

今まで、酒を飲んで語ってというスタイルだったが、酒の席が嫌いな若者もいる。むしろ多いらしい。そんな人たちも巻き込んでやりたい!

ってことで、読んでみました「モチベーション革命」。

 

どんな本?

 

上の世代は、ないものを手に入れることがモチベーション。
しかし下の世代は、生まれたときから「ないもの」がない。だから何かが欲しいと「乾けない」。その世代のことを「乾けない世代」という言葉で表現しています。

 

人間の欲望というのは、「達成・快楽・意味合い・良好な人間関係・没頭」の5つからなります。

団塊世代以前は前の2つ、「達成」「快楽」を強く欲しました。

汗水垂らして頑張って、高い目標を達成する。そして、そのごほうびとして、美味しい料理を食べ、ワインを飲み、きれいな女性と一夜を共にするなどの「身体的・ 心理的・社会的な快楽」を味わうことが幸福のカタチでした。

しかし「乾けない世代」は、うしろの3つ、「意味合い」「良好な人間関係」「没頭」を重視します。

 何か大きな目標を達成するため、「身体的、心理的、社会的な快楽」を味わうことのためだけに、一心不乱に頑張ることはできないのです。

 それよりも、「自分が頑張る意味が持てるもの」に「自分が好きな人たち」と「とことんハマる」ことを重要視する。金銭や物理的な報酬とは関係なく〝自分の好き〞を追求する。

 

目次を抜粋

第1章 「乾けない世代」とは何か?
第2章 偏愛こそが人間の価値になる
第3章 異なる強みを掛け算する最強チームの作り方
第4章 個人の働き方

 

この本、WEBで無料公開していますので、詳しくは本文を。

●はじめに
モチベーション革命 はじめに無料公開|箕輪編集室・公式|note(ノート)

●第1章
名著『モチベーション革命』第1章全文無料公開! - キングコング 西野 公式ブログ

なんと本まるごと全部無料公開も。

 

 本を読んで

 

今38才の僕は、モチベーションは「意味合い」「良好な人間関係」「没頭」でしかないくせに、「達成」や「快楽」に全く興味がないといえば嘘になる。

いわゆる贅沢をするために頑張れはしないけど、美味しいモノがあるなら食べたいし、せっかくの人生いろんなところに行きたい。

大きくて豪華な家に住むためには頑張れないけど、小さくても気持ちのいい家で納得のいく暮らしは送りたい。

乾いてる世代と乾けない世代の狭間を生きてる「半乾き世代」なんじゃないかな。なんて思ったり。

 

この本が伝えていること

  •  違いが価値を生む
  •  異なる人間が集まったチームが強い
  •  好きを仕事に

これらは、自分も周りも同じことをずっと言っていて、社会ってそういうものだと思っていたから、本を読んで、特に目新しい意見はなく「やっぱそうだよね〜」って感想。

とはいえ本を読むと、自分が思ってはいたけど、うまく言葉にできていないことを整理できたり、伝えやすい例え話を知れるのですごく有り難い。こうやって文章にするのはまだ難しいのだが。

 

そもそも、この本を読んだ目的は、チームでいい仕事がしたいから。一人ひとりの異なる強みを活かしたチームが最高だ。

ということで、本で紹介していた自分の強みを把握するためのツール「ストレングス・ファインダー」をやってみます。

さぁ好きなことに手を出し続けて、経歴が一言では言えない自分の強みは何と出るんだろう?